よく、一人暮らしの方から
「家のセキュリティ対策で、一体どこから始めるのが良いだろうか?」
といった相談を受けることがあるんですよね。
そんな時、私はいつも
「玄関周りのセキュリティ対策からスタートすると良いですよ」
とお答えしています。
今回は、今日から誰でも簡単に出来る
「一人暮らしの玄関まわりの防犯対策」について、
詳しくお話していきたいと思います。
玄関まわりの防犯対策を最初に行うべき理由
一人暮らしの防犯対策で「玄関まわり」を最初に行うべき理由は、
玄関こそが「住まいの安全を守る最前線」だからなのです。
玄関は、外の世界と自分の生活空間をつなぐ唯一の入り口。
ここを整えておくだけで、一人暮らしの生活の安心感が大きく変わります。
そんな玄関で起こりやすいトラブルとして、
次のようなケースがあります。
- 鍵の閉め忘れによる侵入
- しつこい訪問販売や勧誘の来訪
- 宅配業者を装った不審人物の訪問
- 郵便物や荷物(置き配)の盗難による個人情報漏えい
どれも実際に発生すると困ることばかりですが、
「小さな備え の積み重ね」によって防止することは
十分に可能なことなんですよね。
しかも、対策の内容は難しくなく、
今日から誰でも簡単に出来るものばかりですので、
ひとまず安心してください。
効果の高い防犯対策は「施錠」にあり。在宅時も鍵をかけよう!
一人暮らしの際、最も多いのが「在宅時の鍵のかけ忘れ」です。
外出する時は気を付けていても、家にいる時は油断しがち。
しかし、実際は「在宅中の無防備なタイミング」で
トラブルに巻き込まれたという事例が数多く存在します。
どうして在宅時の施錠が必要なのか?
なぜ、在宅時でも施錠が必要なのでしょうか?
その理由は「在宅中でも、音を立てずに侵入してくるケースがある」からです。
例えば、以下のような状況の時、
誰かが玄関のドアから侵入してきても、気が付かない可能性があります。
- トイレで水を流している最中
- お風呂に入っている最中
- キッチンで調理している最中
- お昼寝などで眠っている最中
こういった時は、他のことに気を取られたり
いつもより無防備になりがちなので、異変に気付きにくいです。
このことから「家にいるから安心」ではなく、むしろ「家にいる時ほど施錠に気を遣うべき」 だと言えます。
補助鍵や簡易ストッパーで安心をプラス
ドアには、最初から付いている鍵やドアチェーンを使用することはもちろん、それにプラスして自前で「補助鍵」や「簡易ストッパー」を用意すると、さらに防犯性がアップします。
補助鍵は、工事不要で取り付けられる仕様の商品が販売されていますので、賃貸物件の場合はそういったタイプのものを選ぶと良いですよ。
簡易ストッパーは、ドアを開けると警告音が鳴るものがオススメ。
これらを併用すると、施錠を強化しながら 心理的な安心感 も高まります。
インターホンは「確認が最優先」。不安を感じる相手には対応不要
インターホン対応は、一人暮らしの場合は特に不安を感じるところですよね。
しかし、基本ルールを覚えておけば大丈夫。過度に心配する必要はありません。
一人暮らしの「インターホン対応」で大切な3ステップ
- 必ずモニターで相手の姿を確認
- 玄関をすぐに開けず、詳しい用件を聞く
- 勧誘・営業はすぐに断る
ステップ1:必ずモニターで相手の姿を確認
顔や名札が見えない相手には、無理に対応しなくてOKです。
ステップ2:玄関をすぐに開けず、詳しい用件を聞く
相手の姿が確認できたら、玄関を開ける前に
「何の用があって訪問してきたのか」用件を詳しく聞きましょう。
ここで営業目的なのか、本当に対応すべき用事で訪問してきたのか確認し、曖昧な用件であればお断りしてOKです。
ステップ3:勧誘・営業はすぐに断る
突然の勧誘や営業目的の訪問には、
「必要ありません」の一言で
毅然とお断りして問題ありません。
あなたの住まいにおける意思決定権は「あなた自身」にあります。
宅配業者を装う不審人物の訪問に注意!
最近特に目立ってきているのが「宅配業者を装って訪問する不審人物」のケースです。
インターホンで大手の宅配業者を名乗り、
ドアを開けるとトラブルに巻き込まれたという事例が発生しています。
例えば、以下のような場合は不審人物の可能性がありますので、
不安な場合は絶対にドアを開けないでください。
- 配達予定がないのに訪れる
- 伝票に不審点がある
- インターホン越しの説明に違和感がある
何かあってからでは遅いですので、
とっさに判断できない場合も「ドアを開けない」という選択を行うのが無難です。
電力会社や引越の挨拶を装う、不審な訪問にも注意!
最近は、宅配業者だけではなく、電力会社など「訪問系のサービスの業者」になりすました不審人物の訪問も報告が上がっているため、注意が必要です。
電力会社などの場合、訪問の予定があれば
必ず手紙やハガキ等で前もって連絡があります。
ですので、手紙やハガキの案内が無ければ
「不審な訪問」と判断し、ドアを開けずに身を守りましょう。
また、引越が多い季節になると
「引越の挨拶を装うセールス」が増えてきます。
かなり前のことになりますが、
4月の第一週にインターホンが鳴り
「ご挨拶に伺いました」
と言うのでドアを半開きにして対応すると、
引越の挨拶ではなく新聞の勧誘でした。
幸い、ドアチェーンを付けて対応してましたので、
「いりません。お帰りください」と言って
早々に退散して頂きました。
こんな事もありますので、特に3月末~4月上旬は
注意してくださいね。
ポストやドア周りの整理で「外から見える情報」を最小化しよう!
玄関のセキュリティ対策と併せて、外側にあるポスト(郵便受け)やドア周りを整理することも防犯対策として大変有効です。
ここを整理すると、不特定多数の人に晒される情報が少なくなるので、さらにセキュリティレベルがアップします。
例えば「今すぐ簡単に出来る、ドアの外側の防犯対策」には、以下のようなものがあります。
郵便物やチラシを入れっぱなしにしない!
郵便物やチラシをポストに入れっぱなしの状態で放置していると、溜まっている量を見て不在日数が推測されるリスクがあるので要注意。
たまに、ポストから郵便物やチラシがはみ出ている家を見かけますが、「管理の甘さ」を外部に知らせているようなものなので、好ましくはありません。
これを見て不審人物が
「ここの家主は滅多に帰ってこないから、侵入しやすそうだ」
と判断する可能性があります。
毎日決まった時間にポストをチェックする習慣をつけ、
届いた郵便物やチラシを小まめに回収するよう気を付けましょう!
表札の情報は最小限に(イニシャルでOK)
表札は、その家に誰が住んでいるのか確認する目印になる反面、不審人物に名前を知られてしまうリスクもあります。
そのため、表札にはフルネームは記載せず、苗字のみの記載に留めておくのが望ましいです。
女性の場合は、漢字ではなく「ローマ字記載の苗字のみ」という方法がオススメ。
ローマ字記載であれば、宅配業者さんが読み方を確認する際に利用することができるのに加え、「不特定多数の人に、漢字表記の苗字を知られない」というメリットもあります。
玄関灯・タイマーライトで“在宅感”を演出
玄関の外側は、暗い状態よりも明るい方が防犯対策として好ましいです。
基本的に、不審人物は「夜の暗がりに隠れて行動」するため、明るいところを避ける傾向があるからです。
最近は玄関灯も様々なタイプのものが販売されており、選択肢が以前よりも増えました。
帰宅時間がいつも遅くなってしまう場合は、タイマー設定ができる玄関灯が便利です。
宅配の受け取りは「安全な導線」をつくる意識が大切
宅配サービスは一人暮らしの味方ですが、
利用の際に少しだけ注意を払うと、さらに安全性が高まります。
在宅時の受け取り方法
受け取りの際は、以下の3項目に注意してください。
- モニターで相手を確認
- ドアチェーンをかけたまま対応
- 不明点があれば無理に受け取らない
とくに、③の「不明点があれば受け取らない」ことは大変重要です。
なぜなら「商品の送り付け商法」の恐れがあるからです!
自分が注文した心当たりが無い荷物であれば、いかなる場合も受け取らず、宅配業者に「受け取り拒否対応」をお願いしましょう。
不在時の工夫
最近は「不在時の荷物の持ち去りトラブル」も目立ってきています。
置き配の場合、不在時の持ち去りトラブルを避けるには、
宅配ボックスの準備を忘れずに行うことが大切です。
また、置き配以外の手段が可能であれば、
「お届け日時の指定」を実施し、
直接受け取れる工夫を行うことも重要です。
ちなみに私は、置き配があまり好きではないため、
「宅配の時間指定が可能なショップで購入すること」を心掛けています。
また、ショップによっては「コンビニ受け取り可」に
なっているお店もありますので、最寄りのコンビニで
荷物が受け取れるよう指定するという方法もオススメです。
まとめ|玄関まわりの防犯対策は「習慣づけ」が鍵になる!
防犯対策というと難しく聞こえますが、
一人暮らしの場合は
セキュリティを向上させるための習慣を整えるだけで安全性が大幅に向上します。
玄関周りの場合は、在宅時も鍵をかけることやインターフォン越しの確認など、今回ご紹介した方法を
毎日1つ1つ丁寧に実施していくことで、自宅のセキュリティレベルがグンと向上します。
どれも簡単かつ今すぐに実践することが可能な方法ばかりです。
今日からぜひ生活習慣の一部として取り入れてみてくださいね。

